葉酸の摂取量を増やして妊活を行う人がよく見かけられるようになりました。これから生まれてくる赤ちゃんのことも、妊婦となる自分のことも大切だからこそ葉酸をとりたいと考える人も多いでしょう。その思いが強いなら無添加にこだわって口にするものに気を払うのが大切です。

どうして無添加にこだわった方が良いのでしょうか。

葉酸の摂取の目的とは

妊活のときに葉酸をたくさん摂取するのは、広い意味で言えば自分も赤ちゃんも健康な状態で出産を迎えたいからでしょう。

葉酸の摂取不足によって胎児が先天的な異常を持ってしまうリスクが高まることも知られているので、厚生労働省が定める基準に従って毎日葉酸を摂取したいと考えるようになったという人もいます。不妊に悩まされている人は自分の体質が良くないと考え、葉酸の摂取によって改善しようと思っていることもあります。

このような目的で葉酸を摂取するからには余計な添加物が含まれていないものを口にするように心がけるのが肝心です。

余計な添加物のリスクを知ろう

市場に流通している加工食品のほとんどには添加物が使用されています。今こそ無添加と謳っている商品が増えていますが、添加物が全く入っていない加工食品が見られるようになったのは最近のことなのです。着色料で色を整え、発色剤で色調を美しくすることによって見た目を改善していることは珍しくありません。

甘味料や香料で味や香りを整えたり、酸化防止剤を加えて品質の低下を遅らせたりするのも添加物の使い方としては基本的です。このような添加物をたくさん摂取していると健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。添加物は食品の品質を向上させる上で重要な役割を果たしていますが、中には発がん性の疑いがある物質や、肝臓などに負担がかかると考えられている物質もあります。

人工的に作られた着色料や甘味料などにはそのリスクが高いものが多いものの、価格が安いので頻繁に使用されているのが実態です。本当にリスクがあると示されたものは禁止されています。しかし、現実的にはリスクを証明するのが難しく、もしかしたら健康に良くないかもしれないと思われる程度の添加物は特に制限を受けることなく使われているのが現状です。

このような人工添加物の多くは脂溶性が高い性質を持っています。体の中に蓄積しやすく、妊娠した後には胎児にも胎盤を介して移行しやすいので気をつけなければなりません。大人は身体が大きくて抵抗力も持っているから大丈夫でも、胎児には悪影響があるような量の添加物が届いてしまうかもしれないのです。

そのため、妊活中は添加物を避けるに越したことはありません。

全ての添加物が害ではない

気をつけておきたいのが添加物は全て害悪だと誤解してしまわないようにすることです。例えば、酸化防止剤として用いられているビタミンCやビタミンEは必須栄養素なので、むしろ摂取量を若干でも増やせるので良いと言えるでしょう。

また、葉酸も栄養添加のために用いていると基本的には添加物になります。葉酸サプリや葉酸の含有量が多い健康食品もたくさん流通していますが、広い意味で考えると添加物のある食品なのです。しかし、それによって妊活に成功し、健康な身体で出産を迎えられている人も大勢います。

中には魅力的な添加物もあると理解しておきましょう。

葉酸サプリを使うなら気をつけよう

妊活のときには葉酸サプリを使う人が多いですが、その中には無添加とされているものが目立ちます。実は葉酸サプリを使うときには添加物には十分に気をつけた方が無難です。サプリを製造するときには一般的に何らかの添加物を使用しています。

例えば、カプセルや錠剤にするためには賦形剤と呼ばれる形を整えるための添加物が使用されます。飲みやすさを重視するには欠かせない添加物だと言えるでしょう。ただ、賦形剤として何を使用しているかは製品によって違うので、ゼラチンや二酸化ケイ素などの安全なものを用いているサプリを選ぶのが賢明です。

美味しく飲めるサプリにしているものも葉酸サプリではしばしばあります。甘味料で甘くして食べやすくしたり、香料で飲みやすくしたりしているものもありますが、もしかすると健康リスクがある成分を用いているかもしれません。

この他にも葉酸サプリには葉酸以外の多様な成分が添加されているものが多いので注意しましょう。ビタミンやミネラルが配合されているだけなら問題はないかもしれませんが、美容成分や健康成分も妊活向けのサプリにはよく配合されています。

その効果も得られるなら良いという解釈もあります。しかし、アレルギーなどを持っていると飲むだけで体調が悪くなってしまう可能性があるので添加物が多いものは避けた方が安心というのも確かです。葉酸サプリは多配合のものが増え、妊活中や妊娠中に不足しやすい栄養素を含んでいるものが多くなりました。

無添加と記載されていても着色料などを用いていないだけで、栄養成分は添加されているのが一般的な傾向です。葉酸サプリを摂取するときにはリスクの高い添加物が入っていないものを選び、自分も赤ちゃんも健康でいられるようにしましょう。

無添加の意味も理解しておこう

無添加と書いてあれば安心かというとそうではありません。実は無添加という言葉は法律で定義されているわけではないので、メーカーが添加物を使用していないと考えたら表記することが可能です。明らかに大量の人工着色料を使っているのに無添加と書かれていれば誰かが気づいて訴えかけ、改善を求められることになるでしょう。

しかし、調味料を少し使うだけでも添加物入りと解釈できてしまいます。

少し砂糖を加えたり、塩分補給のために食塩を使ったりしただけでも厳密な意味では無添加ではなくなってしまうのです。

しかし、安全だという意味では砂糖や塩を使っていても構わないでしょう。

メーカーごとに無添加と表記する上でのルールが違うので、無添加なら良いというわけではありません。どんなものが原材料として使用されているかを確認し、健康にリスクがあるようなものを使用していないかを自分で確認して食べるかどうかを決めるのが大切です。

葉酸サプリを選ぶときにも、普段から食べる加工食品を決めるときにも原材料名をよく読んでどんなものが含まれているかを理解した上で買いましょう。

参考サイト『葉酸サプリ妊婦